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クラミジアの感染経路とは

2019年06月09日
白いカプセルと葉

クラミジアは、数ある性病の中でももっとも感染力が強く、日本人でもっとも感染者数が多い性病として知られています。
その感染経路は性行為であることがほとんどで、クラミジアの原因菌が性器や肛門、喉、目などといった粘膜から感染することで発症する病気です。

クラミジアの原因菌は精液をはじめとしてカウパー腺液、尿、唾液、血液などから感染するため、通常の性行為やオーラルセックス、アナルセックスなどが感染経路となりますし、感染者とキスをしただけでもクラミジアに感染する確率は高くなります。

クラミジアの症状は、性器から感染した場合には排尿時の痛み・尿道から膿が出る・鼻につくような強いにおいのおりものの増加・性器のかゆみ・下腹部痛などといった症状が現れます。
また、喉であれば喉の痛み・咳、目であれば目の充血・目やに・まぶたの腫れ、肛門であれば直腸の痛み・出血・黄色い膿や粘液の排出などといった症状が出ます。

しかし、クラミジアに感染した人の中でもこういった症状が出る人は少なく、仮に症状が出たとしても軽い症状で済む場合が多いため、自分がクラミジアに感染していることに気づかいない人が多いのです。
そして、このことがクラミジアの感染者数が増加していく最大の原因でもあるのです。

クラミジアの原因菌の潜伏期間は1週間から3週間ほどと言われています。
性行為を行ってから少し時間が経過したときに排尿時に痛みを感じたり、においが強いおりものが出たなどという症状を少しでも感じたのであればクラミジアに感染していることを疑った方がいいと思います。
また、症状が出ていなかったとしても少しでも感染を疑っているのであれば保健所や病院、もしくは検査キットを購入して自宅で検査を受けることをおすすめします。

クラミジアの感染経路はこのようにほとんどの場合が性行為によるものですが、極めて稀に感染者が使用したタオルや便座などに付着した体液、同じタオルやトイレを使うことが原因となってが原因となって感染する可能性もあると言われています。
ただ、実際にはこの可能性はかなり低いと思われます。

クラミジアの原因菌とは

クラミジアの原因菌となっているのは、クラミジア・トラコマチスという細菌です。
クラミジア・トラコマチスは偏性細胞内寄生菌と言われる細菌で、細胞や粘膜に感染することによって生存し増殖します。
そのため、クラミジア・トラコマチスが生存・増殖するために最も快適な場所は人間の粘膜であり、人と人が互いの粘膜同士を接触させる主な行為が性行為であるため、結果としてクラミジアの主な感染経路は性行為となる訳です。

クラミジア・トラコマチスは個人差や感染箇所によって異なるものの、基本的には1週間から3週間程度の潜伏期間があると言われています。
また、症状が出ない場合も多いなど、クラミジアにかかっているのかわかりづらい病気でもあります。
そして、潜伏期間の長さやほとんど症状が出ないなどと言った理由となっているのが、人間の免疫反応だと考えられているのです。

クラミジア・トラコマチスは、人から人へ感染する際には「感染型」、人の体内に入り細胞に感染する際には「増殖型」へとその形態を変化させます。
増殖型となった菌は細胞の中で増殖を続け、増殖の限界まで達すると再び感染型に変わり他の細胞に感染することを繰り返し行うのです。
そのため、感染時にはそれほど菌が多くないことから免疫反応が大きく反応することができず、このことが潜伏期間の長さやほとんど症状が出ない要因となっています。

また、クラミジア・トラコマチスの特徴として、増殖型の形態であるときに封入体を形成するというものがあります。
封入体を形成すると、一般的な他の細菌に比べて引き起こされる炎症が1パーセントほど大きさとなるため、このことも潜伏期間の長さや発症までの期間、または症状が出ないという個人差を生む要因となっているのです。

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