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多くの種類の感染症に幅広く使用されているジスロマックの有効成分はアジスロマイシンです。
アジスロマイシンマクロライド系抗生物質で、これは長時間にわたり体内に留まる性質があるので服用後に効果が持続する時間が長いという特徴があります。

ジスロマックに含まれるアジスロマイシンは細胞壁をもたない細菌に対しても殺菌作用を持ちます。
そのためペニシリン系の抗生物質よりも有効な細菌の種類が多いというメリットがあります。

ジスロマック(アジスロマイシン)の効果について

ジスロマックの有効成分であるアジスロマイシンは、体外に排出されるまでに長い時間がかかるという特徴があります。
これは合計15個の炭素・窒素・酸素原子から成るリング状分子の性質と、服用後すると血中濃度よりも数十倍もの濃度で細胞内に浸透することが関係してします。
そのためアジスロマイシンの服用後の半減期が68.1時間(3日弱)と長く、長時間にわたり体内に留まり続けます。

抗生物質はいつまで殺菌効果が持続するかによって服用期間や量が決まります。
アジスロマイシンは体内に留まる時間が非常に長いので、最初の3日間だけジスロマックを服用するだけでその後4日間にわたり殺菌効果が持続します。
そのため、大抵の感染症は最初の3日間にわたり錠剤を飲むだけで完治させることができます
2009年に承認されたジスロマックSRは、1回服用するだけで7日間にわたり効果が持続します。

ジスロマックが細菌(病原体)を殺傷するメカニズムはペニシリン系抗生物質とは大きく異なります。
細菌が人体の細胞に感染すると、増殖するためにタンパク質の合成を開始します。
アジスロマイシンは細菌がタンパク質を合成するのを阻害することで、病原体の増殖を防いで死滅させます。
アジスロマイシンには人体の細胞がタンパク質を合成するのを阻害する作用を持たないので、殺菌効果が高くて副作用が少ないという利点があります。

ペニシリン系の抗生物質は細胞壁を持つ真正細菌に対して高い効果があり、梅毒・咽頭炎・中耳炎・副鼻腔炎などの治療に用いられます。
ただし細胞壁を持たないマイコプラズマはペニシリン系抗菌剤は殺菌力を持ちません。
これに対してジスロマック(アジスロマイシン)は細胞壁の有無に関係なく細菌の増殖を阻害する作用があるので、ペニシリン系抗菌剤が効かないマイコプラズマ肺炎に対しても効果が期待できます。

ジスロマックが有効な感染症にはクラミジアや梅毒などの性感染症や、咽頭・喉頭炎・扁桃炎・急性気管支炎・肺炎・肺膿瘍・中耳炎などが含まれます。
歯科で歯周病・歯肉炎などの治療をする場合や、抜歯や歯茎の治療後などに炎症や化膿を起こした時などに処方されることもあります。

耐性菌に感染している場合など、ジスロマックを服用しても効果が出ないケースがあります。
薬の効果の有無を調べるためには、服用後に様子を見なければなりません。
服用後に効果が出るまでいつまで待つ必要があるかは、細菌の種類によって異なります。
早くて2~3時間で効果が出ますが、遅い場合には効果が出るまでに2週間以上もかかる場合があります。

ジスロマック(アジスロマイシン)の正しい服用方法

ジスロマック(アジスロマイシン)の正しい服用方法ですが、錠剤タイプであれば3日連続で毎日決まった時間に錠剤を水またはお湯で飲みます。
副作用として下痢など消化器系の不調が起こる場合があるので、服用前後2時間は食事を取らないようにしましょう。
24時間おきに服用すると効果的なので、毎日決まった時間に薬を飲むようにします。

ジスロマックは服用後に効果が出るまでに時間がかかる場合があるので、必ず3日分を飲んでから様子を見るようにしましょう。
アジスロマイシンは他の抗生物質と比較すると副作用が少ないという特徴があり、効果が高くて安全性が高いというメリットがあります。

アジスロマイシンはペニシリン系やセフェム系抗生物質とは全く異なるメカニズムで作用するので、これらの抗生物質に対してアレルギーのある人でも使用することができます。
ただしジスロマックも他の抗生物質と同じように、副作用として下痢の症状が出る場合があります。
大抵の場合、副作用が出たとしても軽い下痢程度で済みます。

ジスロマックは他の抗生物質と比較して安全性が高いのですが、約1~3%の割合で副作用が報告されています。
ジスロマックの主な副作用として、下痢・好酸球数増加・ALT(GPT)増加・白血球数減少などが知られています。
下痢以外の副作用については自覚症状が出ないケースがほとんどです。
下痢対策として、乳酸菌を含む整腸剤と一緒に服用すると効果的です。

極めて稀ですが、重篤な副作用としてアナフィラキシーショック・皮膚粘膜障害・不整脈・肝臓障害・急性腎不全・間質性肺炎・横紋筋融解症などが報告されています。
服用期間中に動悸や息苦しさ・食欲の減退・吐き気・継続的な手足のしびれなどが発生した場合にはジスロマックの副作用が疑われるので、医師に相談をするようにしましょう。

ジスロマック(アジスロマイシン)の併用禁忌の薬剤は、他の種類の抗生剤です。
特にニューキノロン系のクラビットは要注意です。

ジスロマックは他の抗生剤以外にも併用禁忌の薬剤があります。
制酸剤が含まれる胃腸薬と一緒に飲むとアジスロマイシンの吸収が阻害されてしまい、効果が低くなってしまいます。
免疫抑制剤のシクロポリンと併用すると腎障害のリスクが高まります。
血液凝固を防ぐワーファリンは抗菌剤と併用すると効きすぎてしまうので注意が必要です。

ジスロマックを服用する際は併用禁忌の薬品に注意して、正しい服用方法を守るようにしましょう。
もしも途中で服用を中止してしまうと、耐性菌が発生するリスクが高まってしまうからです。

ジスロマックは通販で買うことも可能

日本では薬事法の規定により、一般向けの薬局でジスロマックを購入することは不可能です。
日本国内の薬局などでジスロマックを入手するためには、医師の診察を受けて処方箋を出してもらう必要があります。

医師の処方箋がなければ購入ができない処方箋薬を購入したい場合、海外から個人輸入する方法があります。
自分で使用する場合に限り、処方箋薬を海外から個人輸入することは薬事法で認められているからです。

ジスロマック(アジスロマイシン)または同じ成分・効果を持つジェネリック医薬品を個人輸入する方法ですが、輸入代理店のネット通販サービスを利用することができます。
医薬品の個人輸入を代行するための通販サイトがあり、日本人が利用できるように日本語のホームページが設置されている場合もあります。
医薬品の個人輸入専門の通販サイトにアクセスしてジスロマックの注文をすれば、自宅に届けてもらうことが可能です。

個人輸入を代行する通販サイトは海外の会社が運営しているため、国際ブランドのクレジットカードかデビットカードで決済をします。
国内の通販サイトを利用する場合と同じ方法で注文をすることができます。

通販サイトを利用すると、ジスロマックの正規品の他にもジェネリック医薬品を注文することも可能です。
ジェネリック医薬品も有効成分が250mg・500mg・1000mgのタイプがあるので、ジスロマックと同じ方法で服用します。
ジェネリック医薬品は特許料を支払う必要がないため、同じ成分・効果の薬を安く購入することが可能です。

通販サイトで購入する場合、ジスロマックの2回分(合計6日分)が日本円に換算して2,000円~3,000円前後で販売されています。
ジェネリック医薬品を選択すれば3割~4割程度安くなります。
大量にまとめ買いをすると関税を支払わなければならなくなる場合があるので、1回の注文で1万2千円を超えないように注意しましょう。

個人的に購入したジスロマックは自分で使用する分には問題がありませんが、他の人に譲渡したり販売すると薬事法違反になってしまいます。
そのため、必ず自分で使用する分だけを注文するようにします。
薬事法で認められているのは個人輸入に限られるので、自宅で商品を受け取る必要があります。
自宅以外の場所で商品を受け取らないように注意しましょう。

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